先日、むさし介護アカデミーでは、動画投稿の考察タイムがありました。
その際、短い動画で再生回数が多い動画を何点か参考に校長と見ていました。
簡単にその内容を紹介すると
「またな!」
と別れ際に挨拶する日本人に、ネイティブ英語話者が、
「いつにする?」
と返答するというものです。
これ、まさに、ハイコンテクスト と ローコンテクスト の違いが出ている部分ですよね。
電話するねと言って、電話来なかったよとか、
また遊ぼって言って、いつなの?
といった、いつかまた電話したり遊ぼうねのつもりが、次の約束にダイレクトにつながっていることに
驚いた経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
さて、むさしのブログでなぜこれを取り上げたかというと。
むさしの生徒さん、いろんなバックグラウンドを持っています。
そして、施設でも同様に多様なバックグラウンドを持つ介護職の方がいます。
施設内でお仕事を円滑に進めるために、ハイコンテクスト と ローコンテクストの目を持つと、伝達ミス、思い込み等々を減らすことができます。
私たち日本人は、ハイコンテクストと言われています。
暗黙の了解が通じるってことです。
共有する文化的な背景も大きく影響していますが、「1を聞いて10を知る」と言った言われ方をするくらい
ハイコンテクストな(暗黙の了解が通じる)社会になっています。
忖度と言われるのもこの影響だと思います。
さて、このハイコンテクストに慣れていると、ローコンテクスト(この場合英語ネイティブとします。)な言語話者と接すると、とてもストレートな言い方に感じたりすることがあります。
こうしたコミュニケーションの際のギャップがそもそもあると知っていること。
それが、この先良好な関係を気付く土台にもなります。
そして、ローコンテクスト言語では、会話の量も多くなります。
おしゃべり好きなのかな?というよりは、会話によってやりとりする言葉の数がそもそも多く必要なのです。
こういった言語の違いによる差も知っていると、余計なストレスから解放されます。
むさし介護アカデミーでは、研修の中にコミュニケーション力を高めるプログラムを提供しています。
オンラインでも同様ですので、在校生も、卒業生も、講師陣にどんどん質問して学んでくださいね💕