介護職員初任者研修9日目。
移動・移乗の授業2日目です!
前回は介護用ベッドを使っての介助の実技でしたが、今日は車椅子や杖を使いました。
実際に外へ出て練習をする前に、車椅子の機能について学びます。
まずは、車椅子のたたみ方、広げ方。
腰を痛めないよう、自分の足を当ててしまわないためにも、自分のポジションが大切です。
写真は、昔の畳み方の立ち位置について、説明を受けている様子です。
授業では、先生が隣で分かりやすく教えてくれます。
車椅子を広げるときは、両手をハの字にし、体重をかけながら座面を押し下げます。
外では、普段何気なく歩いているときには気づきにくいような、小さな段差がたくさんあります。
段差の上り下りの練習も行いました。
このとき、何よりも大切なのが「声かけ」です。
車椅子に乗ると想像以上に振動が体に伝わるため、急に動かすと乗っている方は驚いてしまいます。
例えば
「今から後ろ向きで段差をおりますね」
など、介助を行う際には、これからどのような動作を行うのかを前もって相手に伝えること。
これは時・場所を選ばず、どのような状況でも言えることです。
今日はお天気に恵まれたので、屋外での練習日和でした!
国分寺駅周辺を実際に歩き、片麻痺での杖歩行の方を想定した介助の練習をしました。
必ず麻痺のある側に立ち、腕と腰を支えます。
坂道を下りる練習です。
後ろ向きで下ります。
体験してみると分かるのですが、前向きで坂道を下ってしまうと、体ごと落ちそうな感覚になるため、乗っている人にとっては大変怖いです。
利用者さんが怖い思いをされないよう、気をつけましょう。
初めての屋外講義を終え、受講者さんから
「普段、普通に歩いていたら気づかない段差がたくさんあった」
「横断歩道がこんなにも怖いなんて。急がなきゃ、という気持ちになって焦ってしまいます」
といった話も出て、実体験することで多くのことを学べた様子でした。
屋外練習の様子の動画を、むさし介護アカデミーのインスタグラムに掲載しています。
介護の資格の学校への入学、介護職員初任者研修の受講を検討されている方や、介護人材の教育・育成にご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください。