本日は、整容(せいよう:日常生活に関わる動作の介助)にまつわる
こころとからだの仕組みや
自立に向けた介護について学びました。
衣服の着脱の介護を行う際に
”脱健着患(だっけんちゃっかん)” という手法があります。
身体に麻痺や痛みがある場合に
問題のない健康な方(健側:けんそく)から脱ぎ
麻痺や痛みがある側(患側:かんそく)から着るようにすると
スムーズに脱ぎ着ができます。
頭では理解をできていても、いざ実践してみると
「どうするんだっけ???」
と混乱してしまいます。
時間が来るまで、何度も何度も練習しました。
横になった状態での着脱の練習もしました。
背中側の衣服が乱れていると気持ちが悪かったり
肩のラインを合わせないと違和感が残ったり。
左右に何度も方向転換されると目眩が起こったり・・・
利用者さんの立場に立ってみることで
介護される方の気持ちの理解につながります。
いつでも相手の気持ちを慮ること。
そのことを、身をもって理解できた講義だったのではないかと思います。