介護職員初任者研修

  初任者研修では、6回目の授業から実習が始まります。

最初は、シーツなどのベッドまわりから始まり、徐々に、ご利用者様を想定した研修に進んでいきます。

心や身体の仕組みを学ぶと、事例を生徒さんに配ります。

その事例に書かれているご利用者様の情報を正確に理解し、ご利用者様を想像して、初任者研修の授業がおこなわれます。 

むさし介護アカデミーの生徒さんは、皆さんとても熱心に授業をうけてくださいます。そして、自宅学習でもしっかり復習している様子が普段の授業からみてとれます。

今回ご紹介するこのイラスト。

事例にある「むさしさん」をものすごく、考えてみた結果です。

エピソードまで考えられていて、このイラストから、むさしさんが実在する人格をもった人としてクラスメイトに認識されています。

むさしさんの背景から、むさしさんの性格、

これらを意識すると、声掛けのタイミングや内容、更衣のサポートの内容が変わってきます。

ご利用者様の背景まで考えるというのは、とても大変な作業ですよね。

ですが、ご利用者様に最適な介護サービスを提供することを目標としたとき、今回ご紹介したイラストのようにその人を深く理解する”目”がとても大切です。

そして、ご利用者様のご家族との信頼関係を築くためにも、理解しようとする”目”が大切です。

今回の授業で、私たちも事例としてむさしさんを扱うのではなく、事例から浮かび上がった人格をともなうむさしさんとしてお付き合いすることの大切さを学びました。

 

こうして、講師も生徒さんもみんなで学びあって、今日の自分より明日の自分が成長できることが、むさし介護アカデミーのいいところだなと思います✨